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正しいふれあい方でわんこと仲良くなろう!
わんこはなでられるのが大好きと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
わんことのふれあいには信頼関係の構築がとても大切です。むやみに触ってしまうと、わんこに嫌がられてしまうこともあります。わんこが嫌がらないタイミング、場所、触り方を覚えておくことで、ふれあいを通してわんこと仲良くなることができます。
特に暮らし始めは、ふれあい方がわんことの信頼関係を左右します。一緒に暮らすわんこと良好な関係をつくっていくためにも、正しいふれあい方をマスターしましょう。
わんこは触られたくない時もある
わんこが無防備なときや、何かに集中しているときは邪魔しないようにする意識が大切です。たとえば、わんこは食事をしているときに触られたり見られたりすると、食べ物をとられるんじゃないか、邪魔されるんじゃないかと不安になってしまいます。また、排泄中の無防備なときも触ったりせず、見守るようにしましょう。
おもちゃに夢中になっているときや、遊んで興奮しすぎているときもなでられるのを嫌がることがあります。わんこが嫌がることを繰り返すと、噛むなどの攻撃行動に繋がる場合があります。わんこの様子を観察して、普段より興奮しているときは触らないようにしましょう。
また、睡眠中も触るのはやめましょう。人間と同じで、わんこもゆっくり休んでいる時に邪魔されるのを嫌がります。寝転がっているときも含めて、わんこがリラックスしていたらそっとしておいてあげましょう。
わんこが嫌がるタイミングで、なでたり、ふれたりし続けてしまうと、わんこから嫌なことをしてくる人と認識されてしまうことも。信頼関係が築けなくなってしまうので、気をつけましょう。
わんこはストレスを感じているときに見せる仕草があります。わんこが出すサインを覚えておくことで、わんこにストレスを感じさせず、のびのび生活させてあげることができます。
あくびをしたり、体を掻いたりするのはよく見るわんこの仕草ですが、ストレスを感じたことで自分を落ち着かせようとして、その行動をしている可能性があります。また、目を逸らすのはわかりやすい逃避行動の一つ。嫌いな相手を前にした時や、嫌なことに直面した時に見せる行動です。
後ろへ下がったり、逃げようとしたりする場合は、さらに強いストレスを感じている可能性も。その場から逃げ出したり物陰に隠れようとしたりするのは、わんこが強いストレスを感じている証拠です。
ふれあったときにわんこがこういった行動をとった場合は、それ以上ふれあうのをやめてそっとしてあげましょう。
わんこが安心する接し方
わんこが好きならふれあって仲良くなりたい、信頼関係を築きたいと思いますよね。わんこが安心する接し方をマスターすることで、お互いに気持ちよくコミュニケーションをとることができます。
ポイントは、目線、声かけ、距離感の3つです。わんこの立場になって、不安を与えるような触り方をしていないか想像してみることが大切です。ふれていいかはわんこの気持ち次第。わんこの様子をよく観察して、喜んでもらえる触り方で信頼関係を築いていきましょう。
人間はわんこよりも目線が高くなりがちです。立ったまま接すると、どうしてもわんこに威圧感を与えてしまいます。しゃがんだりして、なるべく目線を合わせてコミュニケーションをとってあげると、わんこも安心できます。
また、わんこは真正面からじっと見つめられることを嫌がります。まだお互いに慣れていない飼い始めや、わんこが興奮しているときは要注意です。
特に飼い始めは、可愛くてついつい見つめたくなるかもしれませんが、わんこが安心するまでは我慢しましょう。もちろんコミュニケーションのためのアイコンタクトをとることは、OKです。わんこ自身がリラックスした状態でじっと見つめてきたときは、安心しているサイン。目線を合わせてなでてあげると喜んでくれます。
触りながら声をかけることで、わんこも安心することができます。落ち着いた優しいトーンで名前を呼んだり、よしよしと声をかけながら接してあげましょう。
甲高い声や大きな声はわんこにとってストレスになります。わんこがストレスを感じたときにみられる行動があった場合は、声かけの仕方や頻度を変えるなどわんこに合わせた接し方をしてあげてください。
わんこに近づくときは、驚かせないようにゆっくり近づきましょう。無理に顔を近づけたり、走って追いかけたりするとわんこを怖がらせてしまいます。わんこが安心できるような距離感とスピードを心がけましょう。
気を許していない人や動物が顔を近づけると、威嚇したり、噛みついたりする場合があります。お散歩など、知らない人やわんこに出会う場面では、わんこの性格やペースに合わせて距離感を考えてあげましょう。
わんこ好きなら、道端で見かけたかわいいわんことふれあいたいと思うこともありますよね。初対面のわんこと接する場合は、特にストレスを与えないように注意が必要です。
なかには人が苦手だったり、触られるのが苦手なわんこもいます。まずは飼い主さんに確認をとってから触るようにしましょう。真正面から近づいたり、急に目の前にしゃがみこむと、わんこを驚かせてしまいます。わんこから近づいてくるのを待って、手の甲をわんこの鼻に近づけて、匂いを嗅がせてあげましょう。
安心して近づいてくるような仕草があったら、わんこの目線から確認できる場所を優しく触ってあげましょう。背中などわんこから見えない場所を急に触ると驚かせてしまいます。
わんこをお迎えした当日は、わんこ自身も環境の変化で疲れているので、ベタベタ触りすぎてしまうのはNGです。かわいいから触りたいという気持ちをグッと我慢して、わんこが環境に慣れるのを待ってからふれあいましょう。
接する時間は短時間から始めて、徐々にふれあう時間を増やしていくことで、わんこも慣れることができます。信頼関係を築く大切な時期なので、わんこの気持ちになって接してあげましょう。
お迎え初日〜1週間の過ごし方はとても重要です。仲良くなれるように、わんこに合わせてコミュニケーションをとりましょう。
わんこが喜ぶ触り方
わんこにストレスを与えない目線や声かけ、距離感がわかったら、次はわんこが喜ぶ触り方をマスターしましょう。わんこが触られて嬉しい場所、触る時に注意しておきたい場所がわかると、わんことコミュニケーションがとれるようになりますよ。
わんこがなでられて嬉しい場所は、次のとおりです。ゆっくり優しく触ってあげましょう。
触られて嬉しい場所であっても、わんこが驚いてストレスにならないような触り方を心がけることが大切です。ワシャワシャと激しく触ったり、わんこに覆い被さるような触り方は怖い思いをさせてしまうので避けましょう。なでられて気持ちがいいとわんこも喜んでくれるはず。わんこの笑顔がみられるように心地よい触り方を心がけましょう。
一般的にわんこが触られるのを好まない場所は次のとおりです。
頭の上から手を近づけられるとわんこは怖がってしまいます。信頼関係が築かれていない間や、嫌がっている様子が見られるときは要注意です。
また、体の先端はわんこにとって急所です。ふれられることを嫌がるので、コミュニケーションをとる場合は避けた方がよいでしょう。ですが、足先やマズル(鼻先)は、爪切りや歯磨きなどのお世話で触る必要があります。いつでも健康チェックができるように、わんこの状況に合わせて少しずつ慣れさせていくことも必要です。
犬種によって変わる適切な接し方
実は犬種によって触られるのが好きなわんこ、苦手なわんこがいます。柴犬やハスキーなど、オオカミの血をもっとも受け継いでいるグループである「原始的な犬」に分類される犬種は、ベタベタ触られるのが苦手な傾向があります。無理に触ろうとせず、わんこの様子をよく見ながら適切な距離感で接してあげましょう。
わんこに合わせた接し方で仲良くなろう!
わんこと仲良くなるための接し方は以下のとおりです。
犬種の特性だけでなく、わんこの性格やこれまでの経験などから、ふれあうことが好きなわんこもいれば苦手なわんこもいます。わんこに合わせた接し方で信頼関係を築き、仲良くコミュニケーションがとれるとわんことの生活に楽しみも増えるはず。ぜひ試してみてくださいね。