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子犬用ドッグフードと成犬用ドッグフードの違いをご存知でしょうか?どうして子犬用と成犬用に分けられているのか、ここでは意外と知らない子犬用と成犬用の違いについて詳しく解説します。また子犬用ドッグフードから成犬用ドッグフードへ切り替える時期も併せて、ご覧くださいね。
子犬用と成犬用ドッグフードの違いって?
子犬用と成犬用ドッグフードの違いとは、主に含まれる栄養価の高さとカロリー、健康面でのサポートの違いなどが挙げられますが、子犬用と成犬用ではどのように違うのか詳しく説明していきます。
子犬用ドッグフード
身体の基礎を作る子犬の時期に、必要とするエネルギーは成犬の2倍、たんぱく質は成犬の4倍も必要としているため、子犬用ドッグフードは成犬用のドッグフードに比べ、栄養価が高く、高たんぱく、高カロリーに出来ています。また免疫力を維持する抗酸化成分が含まれているので、子犬の免疫をサポートし、まだ離乳食を始めたばかりの子犬が少量しか摂取出来ない場合でも十分な栄養が摂れる高い栄養価と、子犬の発達段階の消化器でも消化できる吸収の良さを考えて作られたドッグフードです。
成犬用ドッグフード
成犬用ドッグフードは子犬用とは違い、高たんぱく、低カロリーに出来ています。
これは成長が止まることでエネルギーの消費量が減り、比較的太りやすくなってしまうため、成犬のエネルギーの消費量と必要な栄養素に合わせて作られたドッグフードです。また避妊手術や去勢手術をした犬は、肥満になりやすいので「ダイエットフード」など低カロリーフードが推奨されます。そのほか、毛艶をサポートする成犬用ドッグフードや、関節サポート成分配合ドッグフードなど犬種ごとの悩みに対応した様々な成犬用ドッグフードが販売されています。
なぜドッグフードの切り替えが必要なの?
子犬と成犬では必要とする栄養価やカロリーが変わってくるため、子犬用ドッグフードを成犬に与え続けることで成犬は肥満になってしまいます。つまり子犬から成犬用へのフードの切り替えは重要なポイントということです。
近年では、愛犬は室内飼いという飼い主様も多く、室内で暮らす成犬は運動不足で肥満になってしまうということも少なくありません。運動量や生活環境に合わせた栄養摂取を行う必要があるため、ドッグフードを子犬用から成犬用へと切り替える際に、愛犬の体質に合わせたドッグフード選びによる体型維持を行いましょう。適切な体重を維持することで愛犬の関節炎や内臓の病気予防にも繋がり、将来的には長寿の秘訣でもあります。
子犬に必要な栄養素
上でご紹介したとおり、子犬の成長期は成長が著しく、エネルギーは成犬の2倍、たんぱく質は成犬の4倍も必要としています。もちろん、子犬用ドッグフードは成犬用に比べると子犬の成長に合わせているため必要な栄養素が高配合されており、子犬の成長に作用しやすいように考えて作られています。ここでは子犬の成長に必要な栄養素とは、どのようなものがあるのかご説明します。
カルシウムとリン
ドッグフードのミネラル成分に含まれているカリウムやリンは、子犬の骨づくりや体液のバランスを整える役割があります。
たんぱく質
たんぱく質には動物性と植物性がありますが、犬の身体に必要なたんぱく質は動物性たんぱく質です。20種類のアミノ酸が連結して出来たものがたんぱく質とされます。また臓器の素となるアミノ酸を動物性たんぱく質から摂っているため、身体が成長する子犬の時期には、欠かせない栄養素の一つです。
脂肪・脂質酸
子犬の成長に欠かせないと言われる、脂肪。細胞の成長にも脂肪が必要ですが、不足すると毛艶が悪くなる場合や皮膚病になることがあります。またドッグフードからは自身の体内で生成できない脂質酸を摂取出来ます。ただし、脂肪の取り過ぎは肥満になることもあるので、適切な量を摂取させましょう。
ビタミン類
ビタミン類は子犬の成長を助けます。抗酸化作用があるビタミンA、食べたものをエネルギーに変え、細胞の成長を促進するビタミンB群、免疫力を高めカルシウムの吸収を助けるビタミンD、皮膚の状態を整え動脈硬化予防をするビタミンEがドッグフードに含まれています。
子犬用から成犬用ドッグフードに切り替える時期は?
子犬の時期は著しい成長をサポートできるよう、高い栄養素を含んだ子犬用ドッグフードを与えていましたが、大人になり成長が止まると成犬用ドッグフードへの切り替え時期が訪れます。成犬に子犬用ドッグフードを与えて続けていると栄養素がありすぎてしまい栄養過多やカロリーオーバーが原因で愛犬が肥満になってしまうので、子犬用から成犬用ドッグフードに切り替える時期の目安をご紹介します。
小型犬の場合
生後約6ヶ月~生後約9ヶ月が目安。
中型犬の場合
生後約12ヶ月が目安。
大型犬の場合や超大型犬の場合
生後約12ヶ月~生後約18ヶ月が目安。
犬種によって個体差があるので、愛犬の様子を見ながらドッグフードに切り替えを行ってあげてください。
ドッグフードを切り替える際に注意する事
子犬用から成犬用のドッグフードの切り替えで大切なのは、少しずつフードを切り替えていくことです。一度に、全てのドッグフードを成犬用に変えてしまうと慣れない成犬用ドッグフードに消化器官が驚いてしまい体調不良や下痢などの原因となります。上手なドッグフードの切り替え方は、子犬用ドッグフードに少しずつ成犬用ドッグフードを混ぜて、徐々に成犬用ドッグフードの比率を増やして行くことです。約1~2週間を目安に子犬用から成犬用ドッグフードへ移行します。
また、時間をかけて成犬用ドッグフードに切り替えても、下痢が続いてしまうなどの症状を起こした場合、与えている成犬用ドッグフードが体質的に合わない場合もあります。この場合は、別の成犬用ドッグフードを探してあげる必要がありますので、愛犬の体調を見ながら切り替えてあげて下さい。
オールステージのドッグフードがおすすめ!
成長に合わせて子犬用ドッグフードから成犬用ドッグフードに切り替えることも大切ですが、切り替えた成犬用ドッグフードが合わなかったなどという問題もよく起こります。アレルギー体質の愛犬や、偏食しがちな愛犬にはフードの切り替えが心配という飼い主様も多いです。ここで切り替えの要らないドッグフードが欲しいという悩みに対応した、切り替えの要らないドッグフード、オールステージドッグフードが販売されています。
このオールステージのドッグフードは、子犬(パピー)、成犬、老犬まで全年齢・全ライフステージに対応したドッグフードです。一度ドッグフードが愛犬に合えば、一生切り替える必要がないのでアレルギー体質の愛犬や、偏食しがちな愛犬にも安心ですね。
オールステージドッグフードについて
子犬用と成犬用ドックフードが、それぞれ栄養素やカロリーが違うのに対し、オールステージのドッグフードは、犬の身体に必要な高たんぱく、低カロリーだけでなく全年齢に合うように総合的な栄養バランスが調整されています。また子犬から老犬までの健康面と消化吸収の良さを考えて保存料不使用や人工添加物フリーなど厳選された素材を使用しています。
まとめ
子犬用と成犬用ドックフードの違いとは、子犬の成長に合わせた栄養価の高いものが子犬用ドッグフードで、成犬が肥満になりにくい低カロリー高たんぱくのものが成犬用ドッグフードとなっています。そして、オールステージは子犬から老犬までの全年齢がバランス良く栄養が摂れるドッグフードです。
ここで、子犬用と成犬用ドッグフード、オールステージのドッグフードの要点をまとめます。
・子犬用ドッグフードは栄養価が高く、高たんぱく、高カロリー。
・成犬用ドッグフードは肥満になりにくい、高たんぱく、低カロリー。
・オールステージのドッグフードは、高たんぱく、低カロリー、総合的な栄養素のバランスが整っている。
子犬用と成犬用のドッグフードは、栄養素がそれぞれに合せたものなので、やはり子犬から成犬用へのフードの切り替えは必要ということです。
オールステージのドッグフードであれば栄養バランスが良く、切り替えの心配が要りませんが、子犬の時はしっかり栄養をつけてあげたいという飼い主様は途中から、オールステージのドッグフードに切り替えるなど、愛犬の体質と好みに合わせたドッグフード選びと切り替えを行ってみるといいですね。